2013 年度 の問題

 2014 年度の問題

 2015年度 の問題

  2016 年度の問題

  2017年度の問題

 2018 年 度の問題

 2019年度 の問題



***Linkが 回復しましたので好みの年度をクリックして下さい。


2013年 度 の問題

 

今 年度、難関某国立大(文)の問 題。整数問題ですが結構なレベルでおもしろい問題です。
解 答を寄せた方には出題先をご連絡します。今後同様。

今年度、某国立大の問題。(2)がなか なかの良問です。これが解ければ(3)は易しい。

類似問題を1問追加 しました。某国立女子大の改題です。これが解けるとこの手の問題は大丈夫のレベルでしょう。




(1)、(2) と もに受験生なら一度は解いているでしょう。(2)はガロア理論からの出題。解答を寄せた方には出典と解を
教えます。高校の教 材から離れた面白い解法になっています。




(3)
はガロワ 群と呼ばれ分野からの出題、難しいですがかなりの良問です。
良問と言われる中に は、代数分野だと、これもガロアあれもガロアと背景にガロア理論が絡んでいる問題がかなり見られます。




某私立大(商)の問 題
難しくはないと思い ますが、なかなかの良問でしょう。




今年度、早稲田(政 経)の問題。2月、3月と整数問題が続きましたが整数問題は 解いていて面白く疲れないところがいいです ね。

 

 2014年 度の問題

2014 4月の問題   名古屋大学(理)



大方の予備校が、概 評に「レベル的に昨年と同じ」とコメントをしているが、自分 と しては難しくなったのでは
と思う。名大の問題 は難しいけれど丁寧につくられていて良問ぞろいです。何処を 受 けるにせよ、名大の問
題をどれくらい解け るかが一つのバロメーターになるでしょう。
自分は、いつもこの 大学の問題から目を通すことにしています。予備校の概評とは 異 なりますが、今年は名
古屋大、京都大が特 に難しかったと考えています。この問題の(3)など完答者が い るのかなと思うぐらいです。

2014 4月の追加問題1   京都大 学(理)



正弦定理から求積させていく問題はあまり見たことがなく最初手間 取ったと思われる。
スタートの部分がクリヤーできればそんなに難しくはないが、この問題のでき不出来が
合否の境目になったのかもしれない。数Vの問 題。

 2014 4月の追加問題2  名古屋大(理)


今年度問題の名作だ と思います。

 2014 5月 の問題  早稲田大(理工) 





遅くなりましたが、2問 選びました。
T
ωの 問題。特に、(1)は空で解けるはず。複素数関係の問題は、今年度から
結構増えるだろうと思います。

U
は、 3次方程式の判別式の問題です。
D
^2={(α-β) (β-γ) (γ-α)}^2  となっています。この辺もガロワ関係で必ず
顔を出します。生徒は知らなくても教える側は知っておいた方が良いに決まっています。

 2014  6月の問題   東北大


もう1週間しかあり ませんが本年度理系1番の問題です。よく出題される問題です ね!
遅れすぎて申し訳な い。

 2014年  10月の問題    2003年 日本女子大

自 己推薦受験者用の問題からの 抜粋。7問 のうちの最初4問 です。









かって、似た問題が 名古屋大(理 系)で出題された記憶があります。
そのときは右辺の値 が1になるようにつくられていた気がします。



 

2日早いですが20151月の問題です。正月休みにでも取り 組んでみて下 さい。
問題は、2003年 阪大理系(後期)のものです。解析数論と呼ばれる分野からの 出 題で
π
の無理数性を 問題にしています。難しいですがかなりの良問です。


 20152月追加問題1 同志社大(全学理 系)

201502 追 加問題2

[U]は 早稲田理工の問題
3は慶応理工の問題

共に専門的な背景を もっています。
[U]は 整数論の「デフォンタス方程式」からの出題
3は集合論の「カン トールの3進集合」からの出題
実は、私も北海道コ ンテスト問題に出題したのですが、較べるとこの問題の比ではな くさすがプロ
という気がしまし た。

この手の問題は解い ていて楽しいし力もつきます。


 2015  3月の問題

名 大の問題。背景に「ガロワ理論」があります。問題作成は結構難しいものです。
だから、易しい問題 (教科書を参考にしたとか)でない限り何処かに種があるはず
なんです。



名大は去年より易し めになったと思います。(3)は 目の子で直ぐ出るでしょう。
「ガロワ」と云って も、直接この理論を当てはめられないのですが、(2)は拡大体

の中で考えれば4個 の解の見通しがつきます。

2015 年 度の問題

 

2015年 4月の問題 

京大理系5番
間もなく私用のため不在となりますので、期日が早いのですが4月の問題を
用意しました。


予備校の解答が出ていますが、京大の受験生といえど果たしてこんなに厳密に
高校生がやれるものだろうか?
少々疑問のところです。もっと素朴に解いて良いと思うのですが。

2015年   5月 の問題

桜も開花し、北海道の本格的な春が例年 より少し早めに始まっています。緑の若
葉の芽が吹き出す頃が一番の時なのだと何時も思います。

イアン・スチュアート「明解ガロア理論」からとっています。単純拡大体と云われる
分野からの出題です。結構時間が掛かるかもしれません。


2015年   6月 の問題

 2015年   7月の問題

旭 川医科大学の問題2問(昨年度)です。

問 題1は良問です。難しくはないですが、手こずった受験生は結構いたと思われます。
こ の問題を完答できたかどうかが合否の分かれ目になったと思います。

問 題3は医学系の問題としては簡単すぎると思われます。医学科の受験生ならできて
当 たり前の問題。ただ、予備校の解答にはSimpleでないものもみられます。



 

2015 年   8月 の問題 

うっかりしていて、8月 になることが頭になかった。そんな訳で今月は2問 いきましょう。
1
問 目は今年度の早稲田大(人間科学)、ベクトルの問題。 正直、難しく考えすぎて解法に失敗した問題です。
中 学校の比考えて頭が熱くなってしまった。解いてしまえば至っ て簡単な問題。合格者は全員完答でしょう。
そ れなのに・・・・です。

2
問 目は同じく今年度の東北大(理系)の問題。整数問題で なかなかの良問といえるでしょう。
お もしろい問題です。ただ、受験生には難しかったのではと思わ れます。


 2015年   9月 の問題 

先 月同様、うっかりして いて、9月になることが頭にな かった。
8
月 はそんな訳で2問でしたが、今月は何かと手狭なので1問 とさせていただきます。
問 題は、ある私学の生徒から相談を受けた問題です。何年度の問題なのかは不明。
図 形問題としてはいい線の問題です。

 2015年   10月 の問題 

セ ンターまで100日程とな りました。受験生 の皆さんは寸暇を惜しんで猛勉中でしょ う。
乗 り越える術は、自分と志望先の距離を正確に計り足りないところを補強していくこと
で しょう。ただ、闇雲に走らない客観的に自分を見つめていく事が最も大切だと思います。
今 回は、2014京都大(理)で出題された問題です。易問です京大受験生なら落とせな
い 問題ですが、一カ所落とし穴があります。それに気が付くかどうかが分かれ道、遠目
で みることが大事という教訓通りの問題です。



 

  2015 年 11月の 問題

 2014年度 同志社大(ス ポーツ科学)の問題。(1),(2),(5)は易問ですが (3)、(4)が良問と
いえるでしょう。

  2015 年 12月の 問題

センターまで45日程度。受験生なら、 センター対策に主力を注いでいるはず。
センター向きの問題をとりました。関学2015年度と慶応(薬 2015年度)の問題 です。

 

  2016 年 1月の問題

  2016 年 2月の問題

 第1問は、基本問題でよくあ る問 題です。ただ、経験上、これが本当に分かるようになると、
この分野の苦手意識が薄れていくようです。 納得するまで何回も繰り返してください。

 第2問は、早稲田大の過去問で原始n乗根からの出題です。

 複素数の出題は2年目の今年から本格的な出題になるはずで す。

第1問



第2問

  2016 年 2月追加 問題

主な私大の問題が出揃ったよう で す。国立2次 のための腕試しにやってみて下さい。
一問目は慶応理工、二問目は早稲田理工の問題。

早稲田はみて分かるように複素数の問題。慶応(2)、実際は複素数 の問題です。
早稲田の方が少し難しそう、慶応の方は少ししゃれた感じがします。

複素数の問題はいろいろな領域を含んでいますので、複素数の攻略こ そ合格の
決め手になるはずです。


 2016 年 3月の問題 

成績評価で夢中になっていたら33日のひな祭り。2月は、ホント、飛ぶように過ぎ
たようです。

今年度、最初の問題はいつも通り 名大(理)から、その第1問 です。予備校の解答は、
「解と係数の関係」によるのもが多いと思われますが、分数関数に持 ち込んだ方が
見通しが効いて楽です。出だしはベクトルで中頃から分数関数というstepをとって
みて下さい。

 2016 年 3月の追加 問題1

追加問題です。 京都大(理)第1問 で数Vの問題。8割ぐらいの人が完答していると思いま す。
そうでないと合格はまず無理。ただ、公立の現役生は、まだここまで 習っていないでしょうから
分からなくて当然と思って下さい。 
比較すると名大の方が難しいでしょう。                  

 2016 年 3月の追加 問題2

東大(理)第1問。 自然対数の底eは ネピア数と呼ばれています。その導出に絡んだ問題
となっています。
単純に微分の適用ですが上手くやらないとごちゃごちゃしてきます。 より良い解法を探って
下さい。なお、eの 導出の周辺は受験参考書ではなく大学教養の「微分積分」の易しい本で
当たっておいた方が宜しいでしょう。
周辺部分は、2項 定理とその変形などの知識が「収束を示す」のために必要となってきます。
ただ、受験問題として解くだけではなく、その深くて面白い内容を堪 能して下さい。きっと元気
が出てきますよ!これに費やした時間は無駄にならないはずです。

 

   2016年 3月の追 加問題3

再び、東大(理)の問題、第3問 です。
東大にしては易しめの問題。ほとんどの受験生が解いたのではと思わ れます。この問題で
差は付かなかったでしょう。ベクトルと微分の融合問題です。

   2016年 3月の追 加問題4

東大(理)第4問。良問です。複 素平面の全てが埋め込まれているような問題。分からない とこ ろは
教科書で当たるなどして時間をかけて解くべき問題だと思います。今 年度の名作かもしれません。
解けたとしても、解法にスムーズさを感じないときは、もう一度2月の問題(1)に取り組むべき です。

 2016年 3月の追 加問題5

なんか、問題が増えています。今回の追加は上が東北大、下が京都大です。
東北大(1)は易問、できて当たり前の問題です。(2)は京都大の ヒントになるでしょう。
解いていませんが、素数の吟味ができればともに難しい問題とは云え ないようです。
それにしても、よく似た問題ですね。驚きです!


 

  2016年 度の問題

  2016 年 4月の問題

大阪大(文)の問題。かな り コネコネ度が高い問題となっています。慣れておく必要

がある問題なのかもしれません。

  2016 年 4月の追加問題1

東北大の問題。標準的な問題です が癖がない問題で1回は解いておくべき問題でしょう。

  2016 年 4月の追加問題2

名古屋大の問題。(1)未知数6 個の整数問題。処理を工夫すると上手くいきます。和をと るか 積をとるかの選択で決まるよう
です。面白い問題です。    (2)は難問らしい、解いてはいま せんが。
(2)
も 和でいくか積でいくかの選択で決まりそうです。(0412)

 

  2016 年 5月の問題

今月は、札医の問題。今年度は少し易化したようです。旭医1番 (4)は、気がつけば易しいが難しいかも。
考えすぎると、負のスパイラルに入っていきそうな問題。予備校の講評とは異なり完答者 0じゃないかと思
っています。

札医・・・2番 の(2)、(3)が難しい。4番、意外と数Vでは定番の問題でしょう。すぐ、増減表に走り
     とがちだと思いますが、2つの関数に分けて素朴に調べていった方が正確で近 道になります。
     増減表をつくらずにグラフが描けたならその方がいいのに決まっています。

旭医・・・数値解析からの出題。級数展開を使ってlog2の 値を求める問題が背景にある。上手いつくり
     方である。問4は 難しい、完答率はかなり低かったと思われる。ただ、数列、級数は、困ったら
     泥臭く調べ尽くす(n=1か ら予想がつくところまでかき出す)ことが大切。それが実感できる問題
     となっている。

札医




旭医

       

  2016 年 6月の問題

今月は一橋大の問題をいきましょ う。文系とはいえ、数V までが範囲になっていて問題も難しい。
1問・・・・ 整数問題、x=0が一つの解であることに気づくかどうか。気づいたら、「互いに素」なる性
質の利用になるでしょう。そのためにちょっとした工夫が必要。でも、これは定番の方法 なのかもしれ
ません。それがヒント。

第2問・・・・固有方程式の解が虚数になるので、漸化式ではなく、単に三角方程式の問 題と捉えられるか
どうかで決まったでしょう。一橋の問題としては難しくはないですが、細かいところまで 採点の対象になった
はずです。合否の分かれ目の問題だと思います。


  2016 年 7月の問題

今月も一橋大の問題です。6月 も入れてこれでほぼ全問になります。4番 よくある問題です。

5番は結構難しい。頑張ってみてください。


  2016 年 8月の問題

今月はオリジナルの問題です。数Vからの出題となっています。
見かけ以上に難しいと思います。頑張って解いてみてください。
オリジナルの問題とはいえ、2,3の文献を参考にしています。

  2016 年 9月の問題

オリジナルとは云えませんがガロ ア 理論からの出題です。


 
        (2)のθの指数は3です。θ^3 となっています。

  2016 年 10月の問題

今 月は阪大の問題2問 です。第1問は方程式を考えるように進めると見通
しはよくなるでしょう。第2(2)は結構難しいかも。とにかく、先急ぎをしな
いでじっくり行くことが今まで以上に大切。発想の部分にこだわって下さい。
それが後々いい結果を生むのです。

  2016 年 11月の問題

藤田「解いてわかるガロア理 論」を参考に作ったオ リジナル の問題です。

範囲は数TAと なるでしょう。新傾向の問題と云えます。今月中頃までには

もう一問追加予定です。

  問  題

 追加問題

神戸大の問題です。整数問題でなかなかの良問といえるでしょう。
熱心な読者がおられるようです。
また追加問題を入れるかもしれません。頑張って下さい。

 追加問題2

 上と同じ神戸大の問題です。教 科書レベルの問題ですが、この辺を苦手にする
現役生を結構みてきました。問題の指南書を現在作っているところで す。まもなく
アップロードします。会員登録を済ませておいてください。
 

  2016 年 12月の問題

今月はセンター向けの問題です。受験生は本番に向けて必死のところだと思います。

問題は、関西大・同志社大の問題から とっています。

                                        上の(2)は数Vの問題となります。




  2017年 1月 の問題

 2016年 度の問題から、またセ ンター向きの問題を上げましょう。少々難しいでしょうが時間をかけて
解くべき良問となっております。出典は次回と云うことにします。
 受験生は正月返上で追い込みをかけます。センター本番まで後半 月、問題数は7問と通常より多い
ですが粘って解いてみてください。健闘を祈ります。














  2017年 2月 の問題

2次 試験まで1ヶ 月を切りましたので、少し早 いですが2月 の問題をUPします。

受 験生にとってはこれが今年度最後の問題になります。この一年間、閲覧ありがとうご ざいました。
皆さんの幸運を祈っております。
   Good Luck !
1問目は神戸大(2004)の問題。 原始n乗根の性質利用になり ます。
2問目は秋田大(2006)の問題。 ベクトルと極限の融合問題。

第1問

第2問

  2017年 2月 の追加問題

2次 試験が1週 間後となりました。受験生の皆さん頑張っていますか?最後まで粘ってください。
早稲田の2問を追加問題とします。解いてみてください。





(1)のような問題は、ベクトルのような扱いで処理した方が簡単で す。つまり、終点−始点(z1−z2)のように
処理したほうが簡潔です。(3)が難しいかもしれません。解けなく ても気にしない方がいいでしょう。



(1)のような問題は、イメージとしては1次 関数が性質が大人しいことから指数関数から押さえていけばよい。
それを×た だけです。大雑把に捕まえてから増減表でしょう。(2)、(3)も多少の計算を必要とするだけ、早稲田
としては易問です。標準的な問題といえます。

同じく早稲田5番 です。(1)〜(2)はそれほど難しくないはず。(3)は、 共役体と巡回群の問題。解をαβγ
簡単にします。すると、写像gで、α-->β-->γ-->αと 移っているのが分かります。つまり、{e,g,g^2} となってい
ます。背景にガロア理論があります。このサイトの、「私のガロア理 論(ガロア9、10)」に関連事項があります。


  2017年  3月 の問題

小用が入りましたので、2日早いですが3月の問題をアップロードします。高2生もおられるでしょうから、標準的な
問題を2問取り上げました。ともに北大の問題。1−(1)は何をや ればよいか直ぐ分かると思います。(2)は、(1)
からnの範囲がでますのでその範囲で調べればいいのです。直ぐ手を 動かさなくても解法の概略が見えてくる問題
です。問題2公立の現役生だとまだ習っていないか もしれません。
ともに、教科書の章末レベルの問題完答が合否の分 かれ道を決めたでしょう。

  2017年  3月 の追加問題 1   

名 大の問題。名大にしては平凡な問題です。これが解けないと合格は無理だったと思い ます。
(1) 教科書レベル。
は 直ぐ出るでしょう。
(2) v(s)logにマイナス付きでイメー ジ、これは簡単。u(s)は 直ぐ増減表とは行かない。s=e^aが 解は目の子で出るはず。これより左でt軸より
右でs>0は当たり前、(  )の中も0〜e^aま では正、e^a以 上で負、問題はs--->+0 とs--->+∞のそれぞれの 値ですがこれも予想できるで
しょう。前者は0、後者は−∞は 苦労しないで出てくるはずです。上 に凸で第1象限と第4象限に渡るのですから概形が2次 関数に近いことまで予
想できるでしょう。このように全体をボヤーット捉まえてから増減表 です。増減・凹凸と指示があるので増減表の作成は免れません。

  2017年 度の問題

 2017年  4月の問題  

今月から2017年度と年度を変えています。

名古屋大(理系)第4問です。新傾向の問題。(1)(2)が何とかなりそうな問題ですが、手こずった受験生が多かったと思われます。(2)は難
しく考えない方がいいでしょう。Z±−1ではない)に対して、Zの逆数と−Zがあります。従って、−Zの逆数もあります。Zの個数がn個あるとし
て、この場合の個数を考えてみてください。最後に、±1の場合の個数を加えることを 忘れないで下さい。予備校の解答とは異なるでしょうが、
これが出題者の発想だったと思います。

 2017年  5月の問題  


少し早いですが、 ゴールデンウイークもありuploadすることにしました。暇があれば中旬もう一問用意するつもりです。

京都大の問題。第1
配点からサービス問題となっているのでしょうが、(2)が結構手こ ずりそう。(1)も処理の仕方では泥沼になるかも。
(1)のポイント・・・ωω’=|ω|^2=R^2 (フオントの関係で、共 役な複素数をω’と します)。これの積極的な運用になります。
ω
が絶対値・・・とありますので、ωω’R^2を使うことに素直に乗っか りましょう。下手にωを 変数扱いにすると大変になると思います。
実際やってはおりません本能的に避けました。
1/ωω’R^2  で式変形を進めてみてください。上手くいくはずです。予備校によっては、「どうかな?」という解答がみられます。
(2)はちょっと難しいかも。部分点稼ぎで手を打つべき問題だと思 います。

 2017年  5月の追加問題 

東工大の第1
整数問題の良問になるでしょう。 受験者層から考えて大半の人が完答したものと思われます。
N=
108を見つけるのはそんなに難しくありません。これを中 心に考えれば完答可能でしょう。

 2017年  6月の問題 

東工大第5問  これも、(1)、(2)が難しくはないけれど良問でしょう。受験問題らしくないところがいい。
(3)頭をフット振らないと気が付きにくい問題。(1)〜(3)お勧めになります。


 2017年  7月の問題 

今月も東工大の問題から2問。 第3問と第4問をえらびました。ともに、かなり難しいですが良質ないい問題だと思います。現役生にはまだ早い問題かもしれません。


 2017年  8月の問題 

神戸大の今年度問題から1問 選びました。後日、もう1問 追加予定です。数V の 頻出問題といってよい
かもしれません。ただ、(3)は苦しんだ受験生が結構いたのでは思われます。本番まで に、十分なれて
おく必要があると思います。ゆくゆくは、この手の問題を得点源にすべきです。
運動だと、f'"は 加速度になります。f"<0か ら上に凸のイメージをつくることが大 切。

 2017年  9月の問題 

8月 と同じく、神戸大の問題から第5問 目。数Vの微積分野となります。(1)はサービス問題で、これに失敗
すると回復は難しいかもしれません。基本ベクトルですが、結構悩んだ受験生もいたと思 われます。
回転には、複素数が有効です。最も明瞭で正確に解くことができます。z(Q1)-riωtの回転を表す複素
数を掛ければよいだけです。
(2)はグラフの問題になりますが、完答は厳しかったものと思われます。

 2017年  10月の問題 

10月を迎える頃、現役生はいままでの地道な頑張りが結果となって現れてくる頃です。
北大第4問、 確率の問題。(1)は直ぐ分かると思います。(2)場合分けだと気付くでしょう。(3)はちょっと手間取るかもしれません。
いずれにしても、良問といえます。

 2017年  11月の問題 

北大の第2問、 数学Vの問題。基本問題だと思います。ただ、 (3)の単調減少で前後が正と負であることから、ただ一つの
解を持つことになります。これをはっきり宣言しましょう。一つのポイントです。プログ ラム言語「Python 」で解を作ってみました。
受験目前の3年 生は無理でしょうが、12年 生は時間があるのでPythonを やってみてください。結構、数学の地力 アップにも
つながるはず。さらに、AI等 にも深く関わっている言語です。学んで損はありません。

Pythonによる解答

 

 2017年  12月 の問題

東北大第1問 です。(1)は易しい。(2)もそれほど難しくあ りません。ただ、接点利用以外の解法だとミスをするかもしれません。
範囲は数UBで す。

Pythonによる略解

 

 2018年  1月 の問題

お正月も目の前ですの で、早めにアップロードします。その代わり、1月 中旬までにもう1問追加します。
東京医科歯科大の3番
(1)のような問題は、結構パターン化されているようですが、そのまま当てはめようと すると失敗します。

原始関数と被積分関数の 関係を、自分の力でチェックできるかどうかを見ようとしています。基本に立ち

返って、チェックができ る受験生には標 準的な問題だったと云えます。右辺第3,4項目の形に戸惑った

受験生もいたことと思い ます。困ったら、定義に戻るのが間違いのない近道となります。結構、面白 い問

題 と云えます。(2)は (1)ができれば簡単です。(3)は積分定数を決めるのに少々時間がかかるか もしれません。  

 2018年  1月 の追加問題

大阪大学の第1問 目。センター試験対策の合間にでも解いてみて下さ い。易しいです。略解を付けます。

Pythonによる略解

 

 2018年  2月 の問題

 東工大第2問  数V 積分の問題。積分区間を丁寧に拾って積分 するだけの問題。東工大としては易しめの問題になります。
ただ、多くの受験生は、難しく考えすぎて失敗ケースにはまったのではと思われます。
『問題を解くには、難しく考えず素朴な発想が必要』ということを改めて確認させる問題 です。
そういう点で良問と云えるでしょう。積分区間の場合分けは、目の子でできるはず。そう いった訓練を通して読みが深くなっていくのです。

 

 

 2018年  3月 の問題

アップロードが遅くなり ました。ここでしか触れれませんが、「WordPress」 に 問題が発生し、新たにサイト

を構築しなければならな くなりました。今月中には何とかしようと思っていますので御存知おき下さい。
今月は、早稲田の今年度問題からです。人間科学(文型&理系方式)の問題。最初の3問 が同じで

4問以降がUB、VCと 分かれます。文型方式のほうが易しめです。もう2年生が閲覧を始めると思い

ます。最初の問題として は手ごろでしょう。特に、第1問から第3問は基本中の基本で す。解けないとき

は、 この問題の基礎部分 の徹底した復習が必要です。





こから、理系方式

問4(1) 目の子でできますかね?早くできるようになってください。感覚が先、細かい理屈は後、それを全て頭の中でやれるようになって下さい。

 

2018年 度の問

 

2018年  4月 の問題

今月も遅くなり申し訳なく思っています。
まだ、HPの 修正が終わっていませんので、他のところでもご迷惑をおかけしていると思います。暫しのご容赦をお願いします。
今月も早稲田の問題、理工第1問 です。(1)、(2)はそれほどでありませんが(3)は難しいと思います。ただし、良問。
今年度もこの手の問題は増えると思います。

 2018年  5月 の問題

遅くなりました。今月の1問は名大 (理)第3問 の整数問題です。名大の問題としては易しめな出題となっています。2項 定理の応用問題。
(1)、(2)は直ぐに気付いたと思われます。これが解けなければ合格にては届かな かったと思います。
(3)が少し難しいかもしれません。**pCrが pの倍数であることが示せるかどうかです。いい例題ですので完璧にできるまでやってください

 2018年  6月の問題

東大理第1問です。東大の問題にしては かなり易しい。受験者全員が解けたことでしょう。数V微積の問題です。
解答するためには、次が当たり前の知識になります。

** x>sin(x)(x>0)  **
この大小が証明できること、グラフが描けることが、目をつぶっていてもできなければな りません。
極めて基本的なことですが、これがこの問題の核心部分です。

なお、Pythonで 作成した略解も参考にしてください。

  
                              Python
での略解
     

 2018年  7月の問題

1日 遅れになりました。問題は予備校のpdfをコピー しているのですが、adobeの pdfファイルにガードがかかっており、 それをはずそうとしたのですが、
今回は上手くいきませんでした。出題は大学ですので、予備校がガードをかける必要はあ りません。Adobe側の戦略的な問題なのでしょう。
とにかく、いろいろなところで、益々世知辛い世界になってきています。ご覧になってい る受験生の皆さんは、どんな時代に生きるんだろうと思いを巡
らせざる得ません。受験勉強の合間にその辺あたりの問題意識も高めてください。少しば かりの横道は人にとって大切なことです。様々な横道を
経過する中で、人は鍛えられそれが輪郭を大きくしていくものだと思います。

今月の問題は、「名古屋大 第2問」。上述したように、pdfが困難ですので、他のエ ディターを使っています。多少、見づらいかもしれません。

問題の(1)、(2)について。不動点の問題です。与えられた、指数関数と対数関数は 互いに逆関数ですので、y=x(不動直線)で対称です。
aと 1との大小に関係で、どちらもともに単調減少or単 調増加になります。したがって、交点は2個 以下は当たり前となります。当たり前に答えるのは結
構難しい場合が多いもの、でもこの問題はさすが「名大」という感じがします。

解の「ある、なし」、つまり存在に関わる証明は基本的に背理法となります。

    

 2018年  8月 の問題

 北海道もいよいよ暑くなってきまし た。本州は35°越 えとか、受験生には酷な暑さとなっているでしょう。特に、現役生はこれからが
伸びる時期に入ります。暑さにめげず、一頑張りして下さい。
  
今月の問題は、京都大第2問(理 系)です。何でもそうですが、気がつけば難しくありません。普段、泥臭い調べ方をして、それから
抽象に入るというやり方が身に付いている人には易しい問題と云えます。ただ、問題とし てはもう少し工夫がほしいと思います。
 かって、何処かでふれましたが、数学者の「秋山 仁」さんは、「数列の問題はとにか く調べる。10項でダメなら20項 と調べるといい」
と講演で話したことがあります。これは、数学全般に云えることです。泥臭い格闘を好ん で下さい。塾の分かり安さとは真逆のものだと
思います。
 Pythonで の出力結果も載せておきます。解法が思いつかない時はこれを参考にして下さい。出力結果に気づくと後は何をやればよい
か分かると思います。  今月も「コピーガード」が外せませんでした。悪しからず願い ます。

     

Python
資料  2018  京都大 2


   追加問題
   上 の3次式を導出して下さい。

   <注意>これもそれほど難しくありません。これができたら、この問 題のからくりが分かるはず。

 2018年  9月 の問題

 北海道はもう秋の兆し、35°の 本州の暑さが羨ましいほどの気温となっています。
受験生はこれからが正念場を迎えていきます。大切なのは粘り、どれだけ粘れるかが
勝負の分かれ目になってきます。このサイトを訪れている受験生皆さんのご健闘を願って
やみません。
 今月も、京都大学の問題で理系4番 となります。方程式 x^3=1の解、1,ωω
利用しています。問題文から、nが何であれ移動先はこの3個 のどれかになります。
 n番の確率を漸化式でどう表すかが問題、でもなかなか難しいですね。以前も触れまし た
ωが らみの問題は極力解くようにして下さい。ωは 数学力を高めます。

問題文、手打ちです。

京都 2018第4問

 2018年  10月 の問題

早いものでもう10月、 北海道は完全に紅葉の時期に入りつつありま す。また、台風24号 が日本を
襲っていいますが被害の拡大がないことを願っています。
今月は東工大・第2問、 整数問題になります。整数問題は難しいですがその分結構楽しい問題が
あります。この問題もその範疇に入るでしょう。
係数が小さくなるように式変形を続けていく方法で解答しました。困ったときに使えるよ うにしておい
て下さい。
他の予備校のものと較べ、代ゼミの解答がこの問題では一番だと思います。参考のため覗 いてみ
下さい。問題文、手打ちです。


略解東 工大第2

 2018年  11月 の問題

今月は札幌医科大の第1問を取り上げま した。最初の問題は、サービス問題が一般的ですが、
難易度は(1)-->(2)-->(3) と下がっているようです。
(1)は式変形でいくには難しいと思われます。背理法が最も簡単でsimpleな 解法になるでしょう。
ただ、機械的に当てはめようとしたら循環論法になり失敗ケースになります。結論の否定 を同値
な3つの場合に分けてから適用してください。意外と簡単にいくはずです。
(2)は、主旨解釈に苦しみますがそれが分かれば意外と簡単かもしれません。
11
月になり、返ってくる模試の結果が気になるところです。ダウン気味になってき た場合は、難しい
ことをせず基本に忠実になることが肝要です。事実、こうアドバイスして無事この大学に 入学した生
徒が過去におりました。8割 ぐらい解答できたと話していたのを思い出しています。焦らずに進めて
下さい。問題文、手打ちです。

札医第1問

 2018年  12 月の問題

今月は大阪大の第2問を取り上げまし た。(1)(2)はともにそれほど難しくありませんが、
パターン化されにくそうな問題なので苦しんだ受験者は多かったように思えます。
式を評価しながら式変形をしていくと正解が見えてきます。教科書に即した素直な発想が
問われている問題になっています。
物理などの問題に誤りが指摘されたのが記憶に新しいですが、この問題はなかなかお
しゃれな問題に仕上がっています。(1)は特にそうです。
(1)
について
題意から、式変形を進めるとc^4-ac^3+bx^2-ac+1=0が でます。特徴があります、相反方程式と
呼ばれるものです。直接利用できなくても何かやれそうです。偶数乗と奇数乗を分けて、
c^4+bc^2+1=ac^3+ac
 としてみます。a,b>0 でしたので、c>0なることを示すのはもう簡単ですね。

 2019年  1月 の問題

センターまで1ヶ 月を切りました。受験生の皆さんには、年末も年始 も無い毎日となっていることと思います。
少し早いですが、今月の問題をアップロードします。センターを意識して、慶応理工の第 1,2問を取り上げ
ました。2020年 度からの「大学入学共通テスト」がスタートしますが、今回取り上げたような問題に類似した
ものになっていくものと思われます。空欄が用意されると、解法はそれだけタイトになり ます。その分、基本を
大切に、基本に忠実に、水が流れるように素直に推論する必要があります。センター準備 に没頭しながらも
いいお正月を迎えて下さい。

<ヒント等>3問 とも易問ですがいい問題です。
3
問とも方程式の性質を意識した問題となっています。(1)相反方程式といわれる ものですが基本問題の
レベルです。(2)解と係数の関係と実数条件を組み合わせた問題設定になっています。 解法の鍵は導き
出された式の中にあるものです。それを適切に探り出すには、自然で素直に問題を見る目 を必要とします。
初見時の数学者の発想は見事なぐらい自然で素直なものです。
(3)式はできるだけ簡潔にが鉄則です。因数分解し約分をすると、分母はx^2+x+1ωが らみの式になり
ます。(x-ω)(x-ω^2)と 因数分解できますので、分子の式がωω^2を 解にもつことをいえばよいのです。
複素数は理系分野にはついて回ります。受験数学もその例に漏れません。ωの 攻略が数学の攻略に繋が
ると言ってもいいぐらいです。


<ヒント等>(1)(3)は 重複順列の応用になっています。
(4)
n-1回 目までの何処かで1回 のみ12の 目がでて、残りはそれ以外の目が出る。さらに、n回 目に1,2
ので目がでればよいのです。(5)は 少し難しいかも。

 2019年  2月の問題 2/13追 加問題2問 入れました

国立2次 試験まで一ヶ月を切りましたので、今年度最後の問題になります。今回も慶応2問 を選びました。
ともに理工・医学の第3問 目で、三角関数と積分の問題となっています。
の 理工の 方が若干易しそうです。(3),(4)あ たりは理系受験には必ず出題されます。はさみうち、もう一度
確認してみて下さい。元々は、最初の与式はsinθだっ たと思われます。このままでも解答できそうですが、
x=cosθ
と変換した方が間違わないでしょう。
V
の 医学の(1)、出だしからちょっと難しいようです。ただ、和<-->積 の問題だとは気付くはずですが、すん
なり片付けられたら自信をもってよいでしょう。

受験日が近づくと難しいことをやりすぎる傾向が出てきます。バランスの問題があります が、基本を大切に基
本に忠実に、そしてSimpleに を心がけて下さい。これこそ合格への近道です。





















 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







 20192月 の追加問題

2次 本 番まで10日 ほどになりました。「基本に忠実に、素直に解釈し、Simpleに 発想する」ことを心がけて
いきましょう。
慶応の今年度問題2問 を追加します。理工の問題は、まだ予備校から解答が出ていないようです。
213日 時点)

慶 応理工


(1)(i)  両辺にx^(1/2)を かけましょう。右辺は−x^(1/2)と なります。これはマイナスの値で減少
関数となっています。したがって、x--->+0を とると0へいきます。x--->+0で 0となります。
後は、はさみうちでOKで しょう。
(2) 第2式 を因数分解して第1式 で割ってスタートとなりますか?
(3) 余り見かけないスタイルですが騙されないことです。ベクトルのままで微分積分 は無理、
全てがスカラー量になりますのでそれを計算するだけです。

慶 応薬



(1) ルート(A)=|A|で 次数を下 げましょう。後は、場合分けの問題。
(2) 分数指数を基準に置き換えていくだけ
(3) 階差数列の問題、ぶっ通しで和をとりbを求めます
(4) ヒントに従うだけ
(5) 教科書レベルの問題

 20193月 の問題

国 立前期が終わりました。このコーナーを閲覧されていた生徒の皆さんに栄光あれと願って
やみません。いつも、アップロードに合わせて閲覧数が増えます。新年度もまたご期待に 添え
る内容を盛りたいと考えています。
まだ解答が予備校から出ていない京都大(理) 第2問 をまず取り上げます(226日 現在)。
次に、早稲田理工第1問。ともに整数問題となっています。最後に北大第1問 を取り上げます。

京 都第2

Hints>難 しく考えない方が良さそうです。まず、偶数のときを考えてみてくださいx=0以 外では
素数は無理です。したがって、x=0付 近を丁寧に調べるとよいでしょう。


早 稲田理工第1

Hints>(1) は6n^2+55kで はすべて素 数ならずです。簡単にいくでしょう。
(2)5の剰余で進めるしかなさそうです。そのために(1)があるのでしょう。

北 大(理)第1

Hints>ま だ、新受験生にとっては苦手な問題かもしれません。ベクトルOA,
ベクトルOBで 定められた平面の法線ベクトルを求められるか?その打診を
している問題です。教科書の章末レベルの問題ですが侮れません。
平面はベクトルOA,OBと 線分ABで 7つの領域に分かれますが、
ベクトルOQ=k・OA+l・OBと したとき、 k、lの正負および1との大小でその領域を
表すことができます。簡単な例を自分で作り確認の作業をしてみて下さい。この手
の問題への対応力をつける一番の方法です。

2019年 度 の 問題

    2019年 4月 の問題

明日から4月、3年 生にとっては いよいよ勝負の年がやってきました。また、満を持して後1
の奮闘に向かう浪人生の方もおられるでしょう。いずれにせよ、来年3月 に桜の開花とともに
吉報が入ることを願ってやみません。
いつも通り、4月は名大の問題でいきます。4問 とも手強い良問となっています。
1問 (1)、(2)は三角関数の積分問題で漸化式となっています。よくある問題といえます。
出題者が用意したヒントは使わない解答が自分としては好きです。
(3) まず、平面y=tで 切ってできる円のx=1/2か らx=tま での面積を求めます。さらに、ty=0
からy=1/2ま で動かすとSの 体積が求まります。
数Vと複素数は、公立だとこれからの分野にな りますが、自学自習による先取りを勧めま す。
理系では勝負の分かれ目になってくる分野といえるでしょう。
第2問はベクトルの問題。少し幾何っぽいところが名大らしいです。図形問題は、与条件 のフル
利用になります。隠し味のように、さりげなく与えられた条件を見逃すと問題は解けませ ん。
(1)始点をAに とって、BB'CC'が 平面pに 垂直であるこ と利用する問題。下手するとはまります
ので要注意!(2)素直に素朴にが絵に描いたような問題。


 20195月 の問題

10連 休ですので、少し早めに上げました。

今月は整数問題2問 となります。最初の問題は名大から、次の問題は東大の問題です。
どちらも綺麗ないい問題となっています。整数問題の独特の雰囲気はたまりませんね。
どちらが難しいでしょうか?私は名大にだと思いますが、ご覧になっている皆さんはどち らを
選ぶでしょうか?
整数問題は、いじりすぎると益々いじけてしまいます。ソフトタッチで論理的に思考を進 めて
いかないとなりません。この2問、 大切に時間をかけて解いて下さい。
名大(1)、ガウス記号に誘われますがそこまでは不要。出だしは素朴で構いません。し かし、
ツメは難しいかも。
東大(1)、n=1,2,3,4,ぐ らいでsampleを とると意外に見通しは簡単かもしれません。後は、方法論
になります。n=11ま で を参考資料で載せておきます。




     東大 3−(1)参考ファイル

 追加問題(オリジナル)20190501

(1) z=10x+yx=0,1,2y=09) とします。こ のとき、全てのzが異なることを示せ。
(2)
上の問題が成立するための、yに 関する条件をいいなさい。

*「ゼロから作るDeepLearningA」 を参考にしています。素朴に、全てを書き出すのもよし、
最後のツメは対偶で処理という方法もあるでしょう。
元号が変わっていくのを感じながら作りました。
mail
をくれればチェックの結果を送ります。

 20196月 の問題

京都大第1問 の問題です。2問 ともサービス問題と言えるでしょう。
1  2と3の最小公倍数は6となりますので、この辺あたりが満たすθの ヒントになってくるでしょう。
見かけは難しそうです。でも、どこかで触れましたが、素朴にsimpleに 行くことが肝要。
cosθ
の値には、2乗 の結果が有理数になるものが無数にあります。理由は自分で考えてください。
cos2θ
2乗 の形に直せますので有理数は明らかです。問題は3θで す。3倍角に直した式をcosθ
で括ると1次 式と3次 式の積になりますのでもって行き方が見えてくるはずです。正直、解答概略の作
成後、2つ の予備校の解答を見ましたが解法が難しくすぐに理解ができませんでした。
大学の先生は、繊細で緻密ですが発想は意外と素朴でsimpleで す。
覚えておいて損はないでしょう。

2は 完全なサービス問題です。受験直前には、見ただけでもって行き方が思いつかないとい
けない問題です。
公立校ですと、今頃はまだ微分に入った段階でしょう。数Vは、 理系の人には一生ついて 回る数
学になります。これがベースになって理工系の数学が存在するのです。
微分のコツは、合成関数の微分・x無しでの微分(例:(y^2)'=2yy)・対数微分にどれだけ慣れるか にあり
ます。ここを的確に仕上げるのが大切です。私も危ないなと思うときは、対数微分を使っ て公式を確認
しています。
そして、力に応じて疑問が増してくる「ネイピア数e」 を自分に同化させることでしょう。eに ついては、
適当な問題が見つかったときに簡単に触れましょう。兎に角、数Vを 楽しんで下さい。数 Vを楽し
めば楽しむほど数学の力がついてきます。不思議ですね!

 20196月 の追加問題

阪大第3問 目の問題です。何故かこの問題がサービス問題になっているようです。
(1),(2)
は数Uまでの知識で解けま す。(1)判 別式(2) 解と係数の関係の問題となっています。
特に、(2)は 定番の問題、受験先が何処であれ落としてはいけない問題です。
阪大だと、完答して当たり前というところですか?
(1)
は存在「あり、なし」に関する問題です。易しいですが良問と言えるでしょ う。

 

 2019年 7月の問題

所用のため、28日 より不在となりますので少し早いですが問題をUPし ます。
今月も京都大の問題2問 となります。最後の6番 から、受験問題は後半になると難しくなって幾
ものですが、これはかなりの易問。落としてはいけない問題の一つでしょう。阪大もそう でしたが、
問題の配列の仕方が変わってきているのでしょうか?両大とも、何処にサービス問題が転 がって
いるか分からない状態です。受験時の基本、第1問 目から最後の問題までザーット目を通すの
が当たり前、その当たり前を守れということでしょうか。

<ヒント>「1+i1-iを 極座標表 示にする」、これは当然の手。(cosθ±isinθ)^N=cosNθ±isinNθ
の 適用。最後の詰めは、Nに 関係なくcosNπ/4の 最大値が1/2と なることを上手く使うことでしょう。
3問。 難しい問題といえます。「線分BCに よって囲まれる」とありますので、無駄な計算が入り込ま
な いようにB(0,0)C(c,0)と 置 くのがベストでしょう。最後は数Vで処理です が、前半はベクトルになり
ま すので2年 生でも途中まではいけるでしょう。点の置き方、満たすべき条件の掘り出しは勉強にな
る と思います。




 2019年 8月の問題

 東大理第6問・5問 の 2問 を取 り上げました。どちらも(3)は 難しいですが、(1),(2)が しっかり解けた
人は合格したものと思われます。共に良問といえます。何回もチャレンジ((3)を 除いても)し て、方法論
を確実に自分のものにして下さい。物真似からオリジナルへのターニングポイントとなるかもし れませ ん。
 
6(1)は そうでもなさそう。 サービス問題といえるでしょう。
α+β+γ+δ=2 と共役複素数を解に持つ(何 故?)こ とから題意が示されるでしょう。(2)は、 (1)の 結論の下
解と係数の関係,条 件3を 使うことになります。(3)は 正直難しい。
 
5(1)に ついて触 れたいことがあり取り上げました。
y=cosx…@が 偶関数、y=x^(2n-1)…Aが 奇関数に注目です。ついでに、説明上y=-cosx…B
y=(-x)^(2n-1)…Cも 含めて考えてみます。@と C、 AとBはxy軸対称で原 点対 称でもあります。
x|0〜π2  で解を1個 もつこと の説 明はそれほど難しくはありません。何故なら、
x^(2n-1)=-cosxx>π/2で 解を持たないことは簡単に示せるからです。残りは他の区間で解を
持たないことを示すことでしょう。それには、@と C、Aと Bの対称性を利 用すれば説明がつき ます。
難しい計算は不要でしょう。他の問題集・予備校の解答も参考にして下さい。
 
(2)こ れは簡単。
現役生も浪人生も、暑い中講習の毎日が続いていると思います。受験生活はどの段階であれ苦し いも
のですが、集中した学習のちょっとした合間に精神を開放することを忘れないで下さい。それ が、ま
た前へ向かうエネルギーを生むのです。健康的な精神の下で受験生として伸びていってくださ い。

 

 

20199月 の問題

東工大の問題を取り上げました。個々の問題はやはり難しい!東工大といえば、整数論学者で世 界的に 有名な「黒川信重」
という数学者の方がおります。数学好きな高校生なら一度はあこがれる方でしょう。純粋数学は 別にし て、AIと のからみ
で益々数学的な能力が求められています。数学に自信のある方は一度は受験を考えてみるべきで しょ う。教え子で一人
行きましたが、なかなか力のある生徒でした。
5問  (1),(2)と もに良問です。時間をかけて取り組んでください。
(1)  x>0f"(x)={1-x/(1+x)}×1/x^2>0を 見るのは簡単です。これから、f(x)x>0で 下に凸が言えます。
f',f"導 出の計算は、このぐらいだと目計算でズバリ出せるように早くなって下さい。後 は、両サイドx-->+0、 x-->+∞
f'(x)がーor0 を確認するとよいのです。そうすると、x>0全 体で f'(x)<0が 成立が言えることになります。
 
力計算は不要でしょう。なお蛇足ですが、「f"(x)>0で 下に凸」はジェット コース ターに乗った時のことを思い出してください。
スピードの増す時は、下に凸な曲線上にある 時です ので「f"(x)>0で 下に 凸」は自 然に了解でしょう。覚えることではありません。
(2)  ここは矢張り難しい。bは 値がとびとびですから、 「あるk でbk最 大を仮定しbkー bk-10以 上or0以 下を確認 する」
業になりま す。値がとんでいるときの原理原則と言えます。


201910月 の問題

東工大の第1問です。10月 を迎えようとしておりますので、現役生もそろそろ積分の後半に入っているところでしょう。部活に夢中
になっていた生徒が芽を出してくる頃です。偏差値にも多少の変動があるでしょ う。何れ にしても、数Vの基礎 部分をしっかりやり
きることが大切です。解法の幅も広がっているはず、様々な解法を試みてくださ い。
<ヒント>9月 の第5問 に比べると易しい問題となっていますが、それでもや はり東工大結構骨が折れそう。
(1)難しく考えるとどう手を付けたらよいか分からない問題となっています。目 計算 で、p,q,rの どれもがh,s,tで 表現できる形
になっています。したがって、やることはただ一つ、数UBの 範囲の問題と言えます。
(2)(1)導入の問題となります。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

201911月 の問題

東工大の第2問。ここの問題は疲れます、それだけ難しいということなのでしょう。今時期、問 題のもって行き方が
分かれば十分と思った方がいいのではと思います。【今月の問題】の趣は、解法の糸口をどう捕 まえるのかがテーマ
になっています。その点から取り上げてみようと思いました。数Vは 理系の 花形になっていま す。普段目にする素朴な
運動や現象の記述は数Vの知識でほぼ足りるといって も過言 ではないでしょ う。これからは、 様々な問題を数Vの目で
読み解いていく視点が重要と思っていただきたいのです。
以下、注意点様々。エディターの関係で積分記号が使えません、integralの ところは注意して読んでください。
integralの 直ぐ右にある( )は 積分区間その隣が関数を表しています。苦肉の策で す。
 
(0)  一見、パターンの問題に見えますがそうとは なっておりません。
(1)  積分変数はyで、xは定数扱いとなっている。
(2) u=xyと 置くと、積分範囲の値が1,2と なることに気づく。<==ここが分かれ道に なった!!
(3) |log(u/x)|を どうはずすか。integral(1,x)の とき、1<u<xな のでマイナス付きになり、 integral(x,2)だ とx<u<x
    から+付きになる。
(4) integral(k,x)f(u)duxで 微分するとf(x)と なる。<==積分の基本!!!k(定 数)、x(変 数)
(5) (2)(4)を 計算ミスをしないように進めたら完答といかな くても合格点はもらえたはずです。完答 者はこの問題も
        少なかったでしょ う。しかし、(2)(4)で教科書レ ベルの知識の融合体になっているのが分かります。東工大とい
    えど、教科書で十分という出題者の思いが伝わってきます。

 

 

 

 

 

  

 

2019年12 月 の問題

現 役生は、数Vも終了しセンター対策に夢中のとき だと思 います。浪人生も 同様の毎日を送って
い ることでしょう。今月は、立命館の問題にしました。多少、センターを意識して取り上げたつ
もりです。問題は丁寧に作られておりますが、最後 の[]は 難しいレ ベルです。[3]は部分点稼ぎ
で 合格点というところでしょうか?
整 数問題も取り上げました。この辺はどの受験生も苦手にするところです。一度は解いておくべき
問 題と言えます。
最 後に、複素数の問題をとりました。センター外ですが、気になってとりました。レベルは3問の中で
もっ とも易しいと思います。楽しんでください。








































2020年1 月 の問題

 まだ少し早いですが1月 の問題を アップロードします。 今月は、センターがらみで立命館の問題を全問取り
上げまし た。難しくはありませんが、このぐらいが出来ればセンターで失敗することはないでしょう。
1問   【1】、目計算でやってみて下さい。この時期だと出来るはずです。【2】、n=31次と3次 ですから、原
点対象のグ ラフになります。極大値で最大値を取ることは予測できます。

 

 

 

2020年2 月 の問題

少々早いですが、2月頭から私大入試が始まりますのでアップロードすることにしました。
取組みやすい問題を採ったつもりです。
早稲田(人間科学)第1番
確率の基本問題と言えるでしょう。Pは そのまま素直に反応しましょう。問題は最大値。
あるnで最大となるとすると、その前後の値は小さくなります。PPn−Pn+1Pはと
もに1より小になります。よくある問題かもしれません。

九州大第2番

次数比較の問題です。最大次数の項を単独で取り出し、その係数を1としても問題の
主旨に反しませんので、f(x),g(x)の最大項をF(x)=x^n、G(x)=x^mとしてよいな
どと、採点者を意識してはっきり宣言しましょう。
問題はg(x)の 方でしょう?1項目、2 項目の大小関係か ら、n+4>m+2,n+4<m+2
n+4=m+2の 場合分けが必要です。そ れとf(x) からでる2n=m+2n,mの 範囲を
満たすn,mを 探せばよいのです。
九州大第5
良問と言えるでしょう。少し難しいかもしれません。

神戸大第5番

蛇足ですが、tを消去するとx=0〜1で閉曲線になることと、それをyの1次 式に戻すと
直線y=xにルートの関数が張り付いていますので概形まで予想ができます。数Vではど
うしても増減表を強調しがちですが、x,yの式に直す、極限値、対称性などを調べやんわり
攻めた方が正解につながり易いと思って下さい。
2階 微分の求め方もこの問題でしっかり身 につけましょ う。

神戸大第1番

極限も考えますが、大雑把にy=f(x)の概形を頭の中にイメージできるでしょうか?
数Vを習うと、グラフなどは増減表に走りがちです が、増減 表は使わないならその
方が結構なのです。



20203月 の問題

今年度の北大(理)第1,2問です。どちらもサービ ス問題と言えます。ただ、「受 験数学は教科
書レベルで十分、 あとは自ら考えることを大切に」ということを主張しているような問題です。

 

(注意)フォントの関係で、斜体はベクトルをあらわ します。a*babの内積として
a^2=a*aと なっています。
(1)一度は解いたことある問題です。これが解けなかった人はい なかったと思われます。
(b−c)^2=^2-2b*c+^2a^2=a*a と 同じですね。位置ベクトルとは、原点を何処に
とっ ても良い。ただ、原点は1個 のみということです。ベクトルの苦手意識は、ここに起因
する場合がありま す。
(2) こ れも 何度か解いたことのある問題でしょう。三辺の長さが与えられているということ
は何でもござれと いうことなんですが、外心を絡めていますのでその性質を上手く利用
し ないと解けません。大切なのは、変数s,tを1次のままに扱うことです。この2つに解法の
ヒントがありま す。
(3) (2)が できれば簡単でしょう。
*16x+9y=1・・・@とグラフが直ぐ思い浮かばうようにして下さい。
(1) 素朴にやるには、係数を小さくして特殊解を求める方法が一番。
7x+9x+9y=1,7x+9(x+y)=1,7x+9z=1&z=x+yとすると、
x=4,z=−3に 直ぐ気付きます。特殊解x=4,y=−7をとります。
16・4+9・(−7)=1・・・Aとして、@−Aをやると、 16(x−4)+9(y+7)=0
からx−4=9k,y+7=ー16kでx=9k+4,y=ー16k−7がでます。
この表現は特殊解や±何 通りもあります。
(2) 目の子でA(4,-7),B(-5,9)が でるでしょう。格子 点の数え方もこの問題で自分のも
のにして下さい。


20203月の追加問題

名古屋大(理 系)第 2問を取り上げました。ここは、いつも難しいですが斬新で面白くために
なる問題が出題されます。
(1)見た目でm=2だとうまくいくのが分かります。mは正の偶数ということもいいでしょ う。
2<m+1<m+1はいいでしょう。4<(m+1)(m+1)(m+1)<(m+1)(m+1)<(m+1)
のうち前2つ が満たすものであることを示すのは難しくありませ ん。
(2)x+yが あるので、x2+2y2+2xy=(x+y)+yと変形は当然でしょう。
(x+y){(x+y)+y}=2(m2+1)(m4+1) と なりますので、(x+y)=2,m2+1,2(m2+1)の 場合があります。
途中、x+y<x2+2y2+2xy,m4+1>2(m2+1) を示すことも忘れないで下さい。







20203月の追加問題2

今年度東大(理) の問題1番です。易しいです、サービス問題と言えます。
この時期だと1年生でも解けるはずです。試してみて下さい。
 

<ヒント>問われているのは、場合分けと背理法の力です。それは、(1)全てとか(2)少なくとも
という文言から分かります。
(1)a<0で グラフを考えれば、不等式の解がx>pは 無理です。これはa,b<0としても同じです。
(2)全て正とすると、グラフから解は全ての実数かx<αx>βの出でれ下の形になります。
(3)全て0はありません(これは言わないとダメ)。a=0か らやっていくと分かります。 


20203月の追加問題3

京都大()5番の問題。

<ヒント> 上の段から丁寧に攻めていけば 4!××4 が出るで しょう。

問題は2段目から、重複しないように調べ上げるのはこの問題では難しくありません。
3段目はさらに楽、4段目が各場合に対して1通りになるのは見え見えです。
易問と言えます。何故、5番にサービス問題がきたのか判然としませんが、勝手のように、
1番がサービス問題とは言えなくなっているように思えます。