(3) 対称群、正規部分群、商群 その3   
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 いろんな寄り道をして進みます。記述に重複が見られますが、復習だと思ってご勘弁ください。       
 


 
 何やらごちゃごちゃやっていますが、どうもガロアの発想の根源がこの辺にありそうです。それを、綺麗に整理して現代風に表現したのが専門書に見られる記述だと考えています。ただ、自分はもっと泥臭くいこうと思っています。ある程度の見通しは立っています。他書には見られないものとなるでしょう。ただ、心配なのは、私の見通しに間違いがなければ当然数学者の誰かがすでに書いているはずなんです。でも、やってみようと思っています。破綻したら今風に訂正しなおすだけなのですから。今後は、このぎりぎりの領域に向かって進みます。     2013.09.28
 
  (3)−2  正規部分群について                                             
対称群について随分ページを割きました。先ずは、群の定義の再確認から入ります。
(i) 
群の定義 再確認
*1 二項演算
和(+)、積(×)のように、2個の元に対して一つの元を定める操作。必ずしも数の和、積だけとは限りません。行列の計算を思い出して下さい。この演算を
で表します。
 
*2 群の定義
 
 
 (ii) 部分群

(i)
の算法の下で、Gの部分集合Aがまた下のように群の定義を満たすことを言います。 
 
   
例  (1) 2の倍数の中の4の倍数の集合
   (2) 3の倍数の中の6の倍数の集合
   (3) 実数の中の有理数の集合               
など上げれば切がありません。   
 
   
 (iii) 正規部分群

               *剰余類の話*
 
 

ほぼ、記述、説明、展開etcはオリジナルでやっています。

しかし、ここの*剰余類の話*の部分は、「ガロワと方程式(草場公邦著)」を参考にしています。
               **正規部分群の定義**  
   






















左にあるAとAのバー。この表現は、使われていないのですが便利なので使っています。
 ***正規部分群の重要性***  
 

次に、ガロア6(W)4次の対称群

2013.12.25
ここまで来ると、何か何処かでやったなと思うでしょう。そうなんです。
ガロア2の整数剰余のところで軽く触れていました。
例えば、5で割ったとき余り0の集合を核と言い、ここの@、Aと同じこと
が成り立っています。次回からページを変えて群の準同型、同型を取り
上げます。
 
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